日本杉を使用した上質な一枚板・木工製品を販売しています。

古殿製材所

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事業内容

事業計画名

福島県産の木材を高品質高性能にする事業

事業計画の概要

バイオ乾燥機の導入により、木材の細胞をいっさい破壊せず乾燥させることが出来る。
このことにより木の香り、気の強さなど木材が本来持っている性質をそのままに、 高品質、高性能な製品が出来るので、住宅を始め、スポーツ用品、音楽楽器等に供給していきたい。

事業の具体的な内容

その1:革新的な試作品開発・生産プロセスの改善の具体的な取組内容
当社は創業30年地元採用10名の従業員が働く地域に密着した製材工場です。 顧客は地元工務店から大手プレカット会社などがあります。 時代のニーズに合わせ、大手製材工場には出来ない顧客一人一人に対しての細やかな対応で良い製品を届け、 売上を伸ばしてきました。 また、それに伴い工場規模も拡大し、様々な顧客の要望に応えられるよう、設備投資も行ってきました。
近年は、精度の高い製品に加え、在庫を抱えず必要なときにすぐに使える製品を買い求める傾向があります。 乾燥木材のニーズは年々高まっており、当社は自然乾燥場をもうけ、そこで寝かせることで対応してきましたが、 出来上がるまでには時間がかかり、また、反り・割れなど不良品も多く出てしまいました。 しかしバイオ乾燥の技術を導入することにより自然乾燥での不安材料が取り除かれ、 自然乾燥同様の高品質、高性能な製品を生産し供給することが出来ます。

その2:将来の有望(本事業の成果の事業化に向けて想定している内容及び期待される効果)
●概要
今回導入するバイオ乾燥機は100m3です。 かんそう日数は平均30日。 社会のニーズに対応していきながら、将来的には2号機、3号機と供給能力を伸ばしていきます。 現在天然乾燥している木材をバイオ乾燥機で仕上げることにより、品質と性能をあげ今以上の製品を作ります。 新しい分野として、スポーツ用具の中には多くの木材料が使われており、現在日本野球関連で使用しているバットの多くがアオタモという木材なのですが、 原木が減り確保が困難になっており、それに代替えとなるような木材を見つけ、生産して行く上で、 仕上げ乾燥にバイオ乾燥は最も適していると思います。 その他のスポーツで使用される木材、音楽楽器で使用される木材などの製品の仕上げ乾燥にも最も適していると思うので、 それらの製品を生産、供給していきます。

顧客ニーズと市場の動向

地元工務店やプレカット工場・建材工場などまた、ネットショップユーザーなどの取引先は、 必要なときにすぐ手に入れ利用できる商品を必要としている。
プレカット工場や地元工務店への製品納入をおもに行っていく中で、乾燥材を求める声が多くなった。
木造建築の家の新築件数はこの40年間で最盛期の約1/3程度に落ち込んでおり、 新しい建築材、工法の進化が国内での木材の流通料を圧倒的に減少させる原因となった。 また、安い外国材の輸入料の増加は、木材全体の価格を下げ、市場(しじょう)価格全体の引き下げを生み出すこととなっている。

自社や自社の提供する商品・サービスの強み

当社はおもに建築用木材を製造している。
最終ユーザーである工務店や地域住民に近い立場の当社は、 お客様の直接の要望に細かく応え、目に見える良質な製品を適正価格でお届けすることが出来る。
製材所なので既製品にはないサイズの製品も作ることが出来る。
また顧客の高い要望にも応えられるよう工場を広げプレーナー機の導入や防カビ加工場などもそろえている。
広い天然乾燥場も設けており、常に需要が多いサイズの製品を製材し、 保管することで乾燥した良質の製品をすぐにお届けすることが出来る。
少量多品目製材で一本から販売できる。
また自社トラックもあり(大型ユニック車、2トンロング)配達も行っている。

経営方針・目標と今後のプラン

大手市場から地元工務店まで幅広い顧客の要望に応じた製品作りの出来る製材所を目指す。 地域に根をおく製材工場として細やかな対応により大手工場との差別化した製品作りに取り組む。
近い将来、来年度までには乾燥機を導入して、 より早く高性能な製品を制作し、それらは企業だけではなくDIYなど個人の消費者にもお届けしていきたい。
そのためにはもっと気軽に寄りやすいような店構えにし、木材のサンプル製品を作り、 事務所に一般の消費者の方がわかりやすいようにディスプレイしていく。

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